脳脊髄液減少症に光が当たってきました |
交通事故被害者に朗報
ブラッドパッチ療法に保険適用が認められそうです。(28/1/14:厚労省先進医療会議が判断:日本共産党の高橋千鶴子議員の話)
脳脊髄液減少症の患者は、交通事故やスポーツ外傷の被害者も含めて10万人はいると言われています。強い衝撃を受けたことをきっかけに、脳と脊髄の表面を循環している脳脊髄液が、脊髄を覆う硬膜から外へ漏れ減少することで激しい頭痛、頚部痛、めまい、倦怠(けんたい)など多岐にわたる症状を呈する病気です。
ブラッドパッチ療法は、患者自身の血液をもれている部分にに注射し、漏れを止めるという治療法ですが保険適用がないこれまでの状況下では、患者に高額の医療費負担がのしかかっていました。そして、病気でも障害でもないとされ障害年金が取りにくい、交通事故の補償が困難という状況が続いていたのです。
厚生労働省先進医療会議では、昨年(h26年)6月までの1年間治療577件で同療法の有効性が83%認められたとしており、ブラッドパッチ療法の有効性を確認しています。今回、中央社会保険医療協議会(中医協)の了承が得られれば、今年4月から保険適用が認められるることになります。
医療費の自己負担が減り、また、多くの医療機関で治療を受けられるようになりメリットは大きいといえます。
交通事故に被害者で脳脊髄液減少症の患者さんにも大きな朗報です。